産卵床を自作してみた

こんにちは、ゆずみかんです。今回は産卵床を作ってみました。その理由を書いていきますね。

浮かべる産卵床に卵をつけてくれない

私は卵を取るために、市販のとセリアのチュール産卵床を浮かべているんですが、うちのメダカたちチュール素材の産卵床にも普通の産卵床にもあまり卵をつけてくれないんですよね。沈めるタイプのものには結構ついているんですが、それでも少ないように思います。

ふと、底のゴミをスポイトで吸って卵クリーナー(自作)でこしてみたところ、何粒も出てきました。中にはお目々ができているものまで。

これはなんとかしなくては。と色々調べてみると、トンネル型の産卵床が良さそうだという結論に至りました。

トンネル式産卵床が欲しい

早速、ホームセンターへ買いに行きましたが、売ってない。ペットショップのアクアリウムコーナーへ行ってみたのですが、ありません。前はあったはずなのに。

これは自作するか、ネット販売のものを買うしかないのかなあ、とすごすごと帰ってきた私です。

もしかしたら、鉢底用のマットで作れないかと考えましたが、作り方を思いつかず。晩ごはんの買い物に出たついでにセリアへ行き、なんとなく色々なものを眺めていました。当然のようにメダカグッズのコーナーへ。

そこでふと思いつきました。

チュール素材で作れないか

トンネル型産卵床ではなく、ちょっと長めのチュール製産卵床が作れないだろうか。沈めるタイプの産卵床につける子なら、もしかしたら、下側にチュール素材がくれば卵をつけやすいのではないか、と考えたわけです。

チュール素材をU字型にすればもしかしたら。

セリアの産卵床で自作

早速作ってみました。完成したものがこれです。

真ん中を開けて、通り抜けやすくしてみました。

ヒントは亀の子たわし

亀の子たわしは針金に繊維を巻き込んで棒状にし、それを曲げてこの形にしています。これにヒントを得て、針金にチュール素材を挟んでまとめたら棒状に産卵床を作れるのではないかと思いついたわけです。

材料と作り方

用意したのは、

1 セリアのチュール産卵床。

2 園芸用のはりがね

3 メダカのうきわ(画像のは使いかけです)

まず、ポンポン型の産卵床を作る要領でチュール素材を20回ほど巻きました。そして適当な大きさにカットします。

適当な長さに切った針金2本の間にカットしたチュール素材を挟みます。

できるだけチュール素材を締め付けるように針金をねじり、固定します。

これを繰り返します。

チュールの幅全部をねじりとめたら、輪っかになっているところを切ります。

全部切ったところ。輪っかが残らないように気をつけます。考えすぎかもしれませんが、輪っかが残ってしまうと、メダカがその中に入って抜け出せなくなり、死んでしまうのではないかと心配してしまいます。

両橋の針金をねじりながら輪っかにします。この時、全体を何度かねじるとそれぞれの向きが変わり、いい感じになりました。

輪っかにしたら、チュールを指で広げてひとつひとつをポンポン状にします。

最後に半分に切ったメダカのうきわに差し込んで抜けないように針金の先を曲げてできあがり。

メダカの産卵床チュール素材ひとつで3個〜4個作れるので、コスト的にはそれほどでもありません。針金とうきわはたくさんありますから、チュールのコストだけ少しかかる程度でしょうか。

ただ小さいものなら大量に作れるので、それを考えると、どうなのかなとは思います。採れる卵は少なくても小さいのをたくさん作る方が良かったりして。

使ってみた結果

早速、今絶賛産卵中の深海の容器と、まだ産卵が始まっていない、幹之の容器に入れてみました。

結果はこんなかんじ。幹之は全く産卵していませんでした。残念。なので、深海の方の産卵床を。

もう少し卵をつけてくれるかなと思いましたが、それでもいつもよりは多めに採卵できました。裏にも少しつけてくれていたので、個人的には良かったかなというかんじです。

ちなみに、この容器に入れていた小さなホテイアオイにも1個だけ卵がついていました。さすがホテイアオイさんです。

自作の産卵床は、色々と試行錯誤してみる楽しみがありますね。